こんにちは、ぱすっとです。
下の子供が4月マンスリーテストを受けて、新しい校舎別のクラスで授業を受けています。
そこで校舎別のクラス基準から考えてみます。


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2021年(2024年受験組)4年生4月マンスリーテストから
そもそも在籍人数が全然違う
サピックスに詳しい人なら当たり前なのかもしれませんが、校舎によって在籍人数が全然違います。
最もクラス数が多いのが東京校で32クラスありアルファコース数は9クラスあります😆
自由が丘校が30クラスでアルファコース数は同じく9クラスまであります。
かたや生徒数がが少ない校舎は5クラス未満でアルファコースは設置されていないようです。
↑安波京子先生からのメッセージです。
校舎別でレベル差がある
クラス昇降に関わるテストを受験しますと、アルファ1、アルファ2といったクラスレベルの序列が偏差値に応じて否応なく付けられてしまいます😅
その基準が全校統一ではなくて、校舎ごとに違います。
1つ1つの校舎の在籍人数に隔たりがあるのでやむをえない事でしょう。
簡略化する為にアルファ1の基準だけで比べてみますと、今回は自由が丘校の基準が1番高いです👌
自由が丘校でアルファ2だけれども他校ではアルファ1ということがあり得ます。
アルファ8になると今度は東京校の方が自由が丘校より基準が高くなっています👌
ですのでクラスがどこかというのは校舎によって違うので参考程度という認識でよいのかと思います。
通える校舎が複数ある場合
都内在住だと自宅から通える校舎が複数あるかと思います。
ひょっとすると小学校でも自分のクラスを自慢するだけでなく、大規模校舎か小規模校舎かを勘案してマウントを取る子がでてきてもおかしくありません😅
「俺はアルファ1だぞ、イエーイ!」という子がいても、「お前は小さいところだろうが!」といった具合です(あくまで想像です。こんな子いないですか😆)。
自分の子供のクラスが上がって喜ぶべきところではあるものの、校舎のレベルがあまり高くないと思うと複雑な心境になりますよね。
校舎間にレベル差があるとして、大規模校舎か小規模校舎かどちらが通うのにいいのか疑問として出てきます🤦♂️
↑佐藤ママと京子先生のコラボです。
大規模校のメリット
サバイバルに勝ち抜いていると戦闘力が高い
自由が丘校や東京校は合格実績も良く人気の校舎ですが、在籍人数も多いです。
この点から、人数が多いから強制的に競争にさらされサバイバルを勝ち抜いた者の戦闘力が高いと言えると思います。
優秀層は偏差値65超えているのにコースが下がった😆みたいなことがあるでしょう。
上には上がいることを認識でき一般的には相当賢くても謙虚になれる面があるかもしれません。
この中でもトップだと本当に「参りました!」って感じです😄
こういう校舎のトップの子達は同じメンツで中学、高校、大学とずっと一緒という現象が、サピックスあるあるの光景なのかもしれません。
後、今回思ったのですが偏差値50近辺のクラス辺りにはかなりの人数がひしめきあっています。
1問多く間違えてしまうとクラスが下がってしまうという現象が起こります😆
1点の大切さを痛感し丁寧に答案を書くようになるといった、本番で強さを発揮する能力を身に付けることが自然とできてしまうのかもしれません。

クラス内の周りの人間が同じようなレベル
大規模校だと偏差値で切られる幅が狭いので同程度の学力の人間が集まっている中で授業を受けられると言えると思います😄
4教科総合の偏差値なので科目ごとの得意不得意はあるのでしょうが、ある程度統一されています。
小規模校だと偏差値70超の子と偏差値55位の子が同じクラスになっているケースがあります。
バランスの取り方が講師の腕の見せ所かもしれません。
中学受験の試験当日に知り合いだらけ
大規模校で志望校別特訓を受けていると受験当日に顔を見たことある知り合いばかりでしょう😄
そもそも上位層のクラスでは受ける学校も重なり通常クラスから知り合いばかりの筈です。
普通の模試みたいな雰囲気に近づいていることは有利です。
休み時間にも顔見知り同士で雑談していると、知り合いが少ない人間はビビります。
これは私が大学受験や社会人になってからの資格試験の時にも痛感しました😆
アイツら顔見知り同士なのか、、、という心細い気持ちです。
逆に考えれば周りが知り合いだらけというのは精神的にも優位に立てると思います👌
昨年の入試ではコロナ禍で塾の先生の応援はありませんでしたが、あの大規模塾の戦国時代のような出陣の旗!?を掲げられると小規模塾の子はまずスタートでビビってしまう筈です。
いくら勉強して賢くても12歳の子供です。メンタルも大きいです。
↑二月の勝者の名シーンからの考察です。
大規模校のデメリット
競争を楽しめないとキツイ
大規模校だと毎月クラス変動があり常に競争にされされています。
ある程度図太いか慣れていかないとキツイでしょう😓
実はうちの子供が若干これで、負けん気はあり頼もしいとは思っていますが、クラスが上がっても周りが賢いだろうから少し心配になるというような心境になるようです。
クラスが上がっても下がっても新しいクラスが気になってしまうという事があります。
クラスが変わった初日は普段賑やかな子も静かみたいです😄
テキストはどのクラスも変わらないので集中して取り組めばいいと思います。
私は子供にもそう伝えていますが、プレッシャーがひどくないかは絶えず気を付けて見ていかないといけないと思っています。
もう中学受験が終了した上の子の塾に、サピックスから転塾して来ている子が数名いました。
理由はわかりませんが、賢い子だったので競争に晒される環境に合わなかったという面もあるかと感じました。
↑自分で勉強してくれるかで親の負担は雲泥の差です。
先生が変わってしまう
クラスが固定していないのでクラス昇降に応じて先生が変わってしまう事があります。
単純に人間としてウマが合う合わないもあるでしょうし、授業の進め方も先生によって違います。
テキストが一緒とはいえ上のクラスはテキスト以外の問題も取り組んでいます。
授業を頑張った子に先生がシールをくれるのですが、その実力問題はテキスト以外からです。
かといって、クラスアップを考えていらっしゃる親御さんはテキストに集中することが最短だと思いますし、テキスト以外の問題はその週に習う範囲内の内容ですからあまり御心配なさらなくていいのかと思っています。
大規模校では3から4クラスほど1人の先生が受け持っていると思われます。
更にメンバーが頻繁に入れ替わると、全員の特性というか性格や学力を把握するのは限界があるでしょう。聖徳太子ではないのですから。
何となく通っている子もいるのではないか
小学校の友達も行ってるからとか、親に言われたからみたいな感じで何となく通っている子も多いですよね。
大規模校なら成績が芳しくなくても紛れてしまうリスクがあります。
小規模校なら人数が多い分アップダウンすると目立つと思いますが😅
ただ通っているだけでは勿体ないですし、子供に合う塾ははどこなのか親も考えないといけないですよね。
小規模校のメリット
合格実績はその年による
そもそも都心から少し離れた場所に住んでいるとサピックスに通うならその小規模校しか校舎がないという場合が往々にしてあると思います。
いわゆる立地的な話で、こればかりは引っ越しでもない限りどうしようもありません😓
合格実績についてですが、校舎別の細かいもので私が見れるのは昨年分になりますが、大規模校が間違いなくいいとは一概に言えないと思います✨
小規模校が合格率で大規模校や中規模校を凌駕しているケースが見られます。
基本的な教材は一緒な訳ですからしっかり習得していけば十分戦えると言えるでしょう😄
過度な競争がなくコースがあまり変わらない
デメリットとの裏返しなのかもしれないですが、コース変動があまりないと腰を落ち着けて学習に取り組めるかと思います。
これは本当に子供のタイプによりますが、あんまり人が多いのが落ち着かず通いたくないと子供自身が言い出して個別に代わった子供の同級生がいます。
親御さんも少し極端なんじゃないかと思ったのですが、サピックス大規模校舎からいきなり個別塾に変えるという振り切った家庭です😅
どうも話を聞くとお父さんの意見を取り入れたようですが、お父さんが急に絡みだすと混乱するケースがあります。
息子の成績がある時急に気になりだしたのでしょうが、せめて一旦小規模塾に変えてみるとかワンクッションおけばいいのになと感じました。
「俺が授業料出してるんだ」といきなり絡みだすとロクなことがありません😅
基本的に常日頃子供と接しているのはお母さんな訳ですから。
その後それが原因かはわからないのですが、不本意な受験結果になっていらっしゃいました、、、。
↑まずはここから。親子で頑張りましょう。
先生も同じ先生
コース変動がないということは、指導を受けている先生も変わりにくいということです。
長くに渡って同じ子を近くで見ている訳ですから、性格や学力もそれぞれ把握してくれていると思いますし、子供もウマが合えば信頼関係を構築できているでしょう。
何かわからない事があった際にも、日々の学習の質問とかもしやすいと思います😉
大規模校の質問教室などは人数が多い分、自分が聞きたい番が回ってくるまで時間がかかります。
大勢いるので仕方のない事ですが、1問質問したらまた後ろに並ぶことになります😥
これでは埒があかないということで、個別のプリバード、別の個別(またこれがサピックスの校舎の近くにある)や家庭教師と重課金コースになる要因かと思います。
親御さんが指導できればまた違うのかもしれませんが共働き家庭も多いでしょう。
サピックスに通っている家庭は専業主婦が多い気がしますね。
プリント整理などのサポートも大変ですしね。
その点、小規模校舎だと1人1人に目が行き届き面倒見がいいと言えるのではないでしょうか。
少数精鋭で丁寧に扱ってもらえるといいますか👍
親が相談もしやすいでしょうし愚痴も聞いてくれるでしょう✨
志望校別対策もいつもの校舎でいつもの先生がしっかり対応してくれるなら問題ないでしょう。
競争の刺激が必要と感じれば、高学年になってから大規模校に通うことも立地によっては可能です😄
スケジュール配分がしやすい
大規模校でコースが昇降すると、何曜日に何の教科の授業があるのかの日程が変わってきます。
それに応じて家庭での学習計画の変更が必要です。
理系科目と文系科目の授業日が違うとしますと、クラスが変わった時の1週目に理系科目が続く、あるいは文系科目が続く週が出てきます。
すぐ慣れるのでしょうが、毎月変動があると慣れるのに子供もストレスです😥
小規模校のデメリット
競争があまりない
サピックスの合格実績が高い理由の一つに徹底的に競争させるという面があります。
「次はコースを上げるぞ!」、「次はアイツに勝つぞ!」といったガッツがうまく働けば学力を伸ばしていけると思います。
小規模校はその点競争があまりないので、ぬるま湯に浸かってしまう恐れがあります😅
いつも以上にテストで失敗してもコースが変わらない事が安住の地になってしまっては良くありません。
自分の志望校を目指している同級生が少ない場合でも立ち位置が偏差値でしかわかりません。
紙に印刷されている順位や偏差値も子供にとっては無味乾燥なものに見えるでしょう。
目に見えてコース昇降や志望校別特訓の席次が刺激にはなると思います😤
周りに同じ志望校を目指す人間がゴロゴロいれば、席次が合格射程位置への目安にもなるでしょう。
小規模校は人数が少ないが故に志望校別コースが設定されず、自宅対応になる可能性があります。
近隣の大規模校舎の志望校別特訓に通えればまだいいのでしょうが、そこは遠い校舎な訳ですしこれはデメリットです😥
おおたとしまささんと京子先生のコラボです。
受験当日の試験会場に顔見知りが少ない
先程と逆ですが知り合いが全くいないと寂しい気持ちになるのはわかると思います。
知り合いばっかりで試験会場の休み時間にわいわいとやっていると、逆に終わった試験の内容を話し合うなと子供に言い聞かせなければなりませんね。
終わった事に対して、くよくよ振り返らず次に頭を切り替えるのは受験の鉄則ですよね。
クラス昇降が目立つ
小規模校舎は同じクラスの偏差値幅が広いのでクラス昇降は少ないですが、その分クラスが上がる子と下がる子がかなり目立ちますよね。
小規模校でクラスが下がってしまうとみんなの知るところとなり精神的にキツさを感じるかもしれません😥
大規模校の頻繁なアップダウンも毎回精神的にキツイですが、、、。
まとめ
サピックスの大規模校と小規模校について考えてみました。
教材は基本的に一緒な訳ですし、通塾は家から近いのが1番かと思います。
通塾中の電車が止まる、変な人に声を掛けられる、病気を人からもらうといったリスクも軽減されます。
物事には何事もメリット、デメリットがありますので御家族でよく相談して決められたらいいんじゃないかと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです。
